
日本酒好きなら、一度は耳にしたことがある「生原酒(なまげんしゅ)」
その響きだけでも、どこか特別で“蔵出しのような新鮮さ”を感じさせます。
この記事では、『日本盛 生原酒』を実際に試飲した感想をもとに、味や香り、飲み方、評判まで丁寧にレビュー。
「どんな味?」「おいしいの?」「どうやって飲むのがベスト?」と気になる方に向けて、やさしく解説していきます。
- 日本盛とは?灘五郷を代表する老舗蔵元
- 生原酒とは?火入れも加水もしていない“しぼりたての味"
- 生原酒とは
- 日本盛 生原酒(成分・仕様など)
- 日本盛 生原酒を飲んでみた感想(香り・味・後味をレビュー)
- 香り— 穏やかで落ち着いた香り
- 口当たり — 度数の高さを感じる“ガツン”とした感じ
- 中盤〜後半 — コクと濃厚さ
- 日本盛 生原酒はおいしい?
- 日本盛 生原酒のおすすめの飲み方
- ペアリング(料理との相性)
- ペアリングのコツ
- まとめ:手軽に“しぼりたての味”を楽しめる日本盛 生原酒


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日本盛とは?灘五郷を代表する老舗蔵元
「日本盛(にほんさかり)は、長い歴史を持つ日本酒メーカー」
1889年(明治22年)に創業し、兵庫県西宮市にある本社・蔵で、130年以上にわたり日本酒づくりを続けています。

「日本盛は、日本屈指の酒どころ「灘五郷(なだごごう)」のひとつに数えられています」
灘五郷は、日本酒の生産量が特に多く、全国の酒好きから“日本酒の本場”として親しまれています。

「酒づくりに欠かせない水には、灘の名水として知られる「宮水(みやみず)」が使われています」
宮水は、リンやカルシウムなどのミネラルをほどよく含んだやわらかな水で、日本酒の仕込みに最適とされています。
こうした長年の技術と伝統は「日本盛 生原酒」にも息づいており、その香りや味わい、そして品質の高さにも深く関わっています。

生原酒とは?火入れも加水もしていない“しぼりたての味"
「生原酒(なまげんしゅ)は、生酒や原酒と何が違うのでしょうか」
ここでは、酒づくりの工程をもとに、それぞれの違いをやさしく整理してみます。

📌生酒とは
✅日本酒は通常、造ったあとに 「火入れ」 と呼ばれる加熱処理を2回ほど行います。これはお酒の中に残っている酵素の働きを止めて、品質を安定させるためのもの。およそ60〜65℃に温めることで、劣化や風味の変化を防いでいます。
✅「生酒(なまざけ)」とは、火入れを行っていない日本酒のこと。
✅酵素が生きているため、香りや味わいがフレッシュで華やかなのが特徴。ただし繊細なお酒のため、冷蔵保存が基本で、冷やして飲むとよりおいしく味わえます。
📌原酒とは
✅原酒とは、日本酒ができあがったときの、加水していないお酒のこと。
✅発酵を終えたばかりの状態では、アルコール度数がやや高く(およそ18〜20度前後)なります。そのため、多くの日本酒は出荷前に「割水(かっすい)」と呼ばれる仕込み水を加え、飲みやすい度数に調整してから出荷されます。
✅「原酒(げんしゅ)」 は、割水を行わず、しぼったままの状態で瓶詰めするお酒。
✅度数が高く、味わいもどっしりと濃厚。お酒本来のコクと力強さを感じられます。
生原酒とは
「生酒と原酒を掛け合わせたのが 生原酒」
火入れをしていない(=生)割水をしていない(=原酒)という、まさに“しぼりたてそのまま”の日本酒。
酵素が生きているため、香りは新鮮で、味わいは濃厚。
どこか“いきいきとした力強さ”を感じさせるのが、生原酒の特徴です。

「冷やして飲めばキリッと爽やかに、常温では旨みがふくらむ——。温度によって表情が変わるのも、生原酒ならではの魅力」
まるで蔵で味わうような“できたての味わい”を、自宅で楽しめるのが、このお酒の大きな魅力。

日本盛 生原酒(成分・仕様など)
「実際に私がいただいた 日本盛 生原酒(本醸造タイプ) の基本情報を、わかりやすく整理しておきます」

| 項目 | 内容 |
| 種類 | 本醸造(米・米麹・水・醸造アルコール) |
| 原材料 | 米、米麹、水、醸造アルコール |
| アルコール度数 | 約19〜20度(原酒のため高め) |
| 精米歩合 | 約70% |
| 特徴 | 醸造アルコールを加えることで、濃厚さとすっきり感のバランスを実現 |
| 容器 | ボトル缶タイプ(遮光・密閉性に優れる) |
「一般的な日本酒の瓶とは異なり、ボトル缶は光を通しにくく、しっかり密閉できるのが特徴」
日本酒は、光や空気に弱いデリケートなお酒のため、こうした容器は品質を保つうえでもとても適しています。
アウトドアや旅行先など、さまざまなシーンで気軽に楽しめるのも魅力。

「生原酒は 本醸造タイプ にあたり、米・米麹・水に加えて、醸造アルコール」が含まれています」
醸造アルコールは、主にサトウキビなどを原料としてつくられる、純度の高いアルコール。
香りを引き立てたり、後味をすっきりさせたりするために使われています。そのため、日本盛の生原酒は「濃厚なのにキレがある」という、絶妙なバランスの味わいに仕上がっています。
全体としては、「原酒」らしい力強さと「生酒」ならではのフレッシュさを併せ持ち、飲みやすさにも配慮された一本です。

日本盛 生原酒を飲んでみた感想(香り・味・後味をレビュー)
「私が実際に、日本盛 生原酒(本醸造)を飲んでみた印象をお伝えしていきます」
あくまで個人の感想ですが、できるだけわかりやすくまとめました。

香り— 穏やかで落ち着いた香り
「注いだ瞬間、まず感じられるのは控えめで上品な香り」
フルーティーで華やかというよりも、しっとりと落ち着いた印象が残ります。
ほんのりと吟醸香を思わせる、やさしい香りがふわりと広がりました。

口当たり — 度数の高さを感じる“ガツン”とした感じ
「ひと口含んだ瞬間、感じるのはキリッと引き締まった辛口のキレ」
アルコール度数が19〜20度と高めのため、「おっ」と思うほどの力強さがあります。
後味は、やわらかな甘味と旨味が広がり、全体のバランスが整っていきます。
辛口の中にも、ほんのり甘さとコクが感じられます。

中盤〜後半 — コクと濃厚さ
「飲み進めるうちに、味わいに厚みが増していきます」
生原酒らしい“力強さ”がしっかりありながら、決して重たくはありません。
醸造アルコールが加わっていることで、後味はすっきりとまとまり、「コクがあるのにキレがいい」という絶妙なバランスを楽しめます。
飲みごたえがありながらも、くどさを感じさせない——そんな満足感のある一本。

日本盛 生原酒はおいしい?
「日本盛 生原酒の魅力は、甘くやさしいタイプではなく、しっかりとした辛口の力強さにあります」
飲みごたえがあるので、気軽に一杯というよりは、ゆっくり味わいたいお酒です。
辛口やコクのある日本酒が好きな方には、特におすすめ。
フルーティーな日本酒を好む方には、やや重みを感じる印象かもしれません。

「日本盛 生原酒の口コミと評判は、下記のような感じ」

日本盛 生原酒のおすすめの飲み方
「実際にいろいろな温度で試してみると、味わいや香りの印象が大きく変わりました」
ここでは、私自身が試して「これは良い!」と思った飲み方を紹介します。

📌◎冷酒(よく冷やして)
✅一番おすすめの飲み方。生酒らしいフレッシュさが際立ち、香りもキレも抜群。
📌○常温
✅まろやかさが出て、飲み口がやさしくなる。食事と一緒にゆっくり味わいたい時にぴったり。
📌△ぬる燗
✅温めると生酒らしさが薄れるので、温度管理が難しい。好みが分かれる飲み方。
📌×熱燗
✅火入れしていないお酒なので、熱燗にすると香りや味わいが飛びやすい。おすすめはしません。
📌◎ロック
✅氷を加えることでアルコールの強さがやわらぎ、旨味と甘味のバランスがよくなります。暑い日にぴったり。


ペアリング(料理との相性)
「日本盛 生原酒は、しっかりとしたコクと濃い味わいが魅力のお酒」
そのため、料理の選び方次第で、お酒の良さがぐっと引き立ちます。おすすめの組み合わせを紹介します。

📌刺身・寿司(特に白身魚)
✅生酒ならではのフレッシュさが、白身魚の繊細な旨味を引き立てます。後味もすっきり爽やか。
📌焼き魚(塩焼き)
✅魚の脂や香ばしさと、生原酒のコクがよく合います。塩気とのバランスも絶妙。
📌炙りもの(炙りサーモン・炙りイカなど)
✅炙ることで出る香ばしさが、生原酒の旨味とぴったり。香りを楽しむペアリング。
📌煮物・おでん
✅コクのある酒質が、煮物の甘辛い味つけと相性抜群。特にだしの旨味をより引き立ててくれます。
📌チーズ(特に熟成タイプ)
✅生原酒の濃厚なコクが、チーズの風味と調和。ワインの代わりにも◎
📌肉料理(照り焼き・ステーキ・焼肉など)
✅脂の多い料理と合わせると、酒のキレが脂っぽさをさっぱり流してくれます。
ペアリングのコツ
「生原酒は存在感のあるお酒なので、「料理もお酒も主張しすぎない」 組み合わせが理想です」
スパイスの強い中華や、辛さの強い料理と合わせると、味のバランスが崩れやすくなります。
だしの香りや塩気、香ばしさを感じる和食とはとても好相性。
食中酒としても楽しめるので、食卓でいろいろな料理と組み合わせてみるのもおすすめです。

まとめ:手軽に“しぼりたての味”を楽しめる日本盛 生原酒

「日本盛 生原酒」は、手軽に楽しめる生原酒の中でも、香り・コク・キレのバランスが優れた一本。
冷やして飲めばキリッとした清涼感、常温ではお米の旨味がふわっと広がり、温度によってまるで違う表情を見せてくれます。
白身魚の刺身や焼き魚など、シンプルな和食と合わせると、お酒の深みがより際立ちます。
「しぼりたてのような日本酒を、自宅でゆっくり味わいたい」そんな方にこそおすすめしたい、コスパの高い一本です。
以上、「【実際に飲んだ】日本盛 生原酒の味はおいしい?飲み方と評判を検証」でした。
Q. 日本盛 生原酒とはどんなお酒ですか?
A. 日本盛 生原酒は、火入れも割水もしていない“しぼりたてそのまま”の日本酒です。フレッシュで力強い味わいと、蔵出しのような新鮮さが特徴です。
Q. 日本盛 生原酒の味はおいしいですか?
A. 実際に飲んだ感想では、辛口でコクがあり、飲みごたえのある味わいです。フルーティーさよりも力強さが際立ち、濃厚ながら後味はすっきりしています。
Q. 日本盛 生原酒のアルコール度数はどれくらいですか?
A. 日本盛 生原酒は原酒のため、アルコール度数が約19〜20度と高めです。しっかりした飲みごたえが特徴です。
Q. 日本盛 生原酒はどんな香りがしますか?
A. 穏やかで落ち着いた香りが特徴で、華やかさよりも上品でしっとりした印象です。吟醸香を思わせるやさしい香りがふわりと広がります。
Q. 日本盛 生原酒の飲み方でおすすめは?
A. 一番のおすすめは冷酒で、フレッシュさとキレが際立ちます。ロックにするとアルコール感が和らぎ、暑い日にもぴったり。常温では旨味が広がり、じっくり味わえます。
Q. 日本盛 生原酒は熱燗にできますか?
A. 熱燗はおすすめしません。火入れしていないため、熱を加えると香りや風味が飛びやすいからです。冷酒やロックで楽しむのがベストです。
Q. 日本盛 生原酒はどんな料理と合いますか?
A. 白身魚の刺身や寿司、焼き魚、煮物、おでん、チーズ、肉料理などと相性抜群です。特に和食との組み合わせで美味しさが引き立ちます。
Q. 日本盛 生原酒の口コミや評判はどうですか?
A. 「濃厚で美味しい」「辛口で飲みごたえがある」「氷を入れてロックで飲むのが最高」といった口コミが多いです。200ml缶なので飲み切りやすい点も評価されています。
Q. 日本盛 生原酒はどこで買えますか?
A. スーパーや酒販店のほか、オンラインショップでも購入可能です。公式通販サイトやAmazon、楽天市場などでも取り扱いがあります。
Q. 日本盛 生原酒は初心者でも楽しめますか?
A. アルコール度数が高めなので、初心者にはやや強く感じるかもしれません。ただしロックで飲めば飲みやすくなり、日本酒のコクをじっくり味わう入門としてもおすすめです。
Q. 日本盛 生原酒と普通の日本酒の違いは?
A. 通常の日本酒は火入れと割水を行いますが、日本盛 生原酒はそれをしていません。そのためフレッシュで濃厚、しっかりした味わいを楽しめます。
Q. 日本盛 生原酒はどんな容器に入っていますか?
A. ボトル缶タイプで販売されています。光を通しにくく密閉性に優れているため、品質保持にも適しており、アウトドアや旅行先にも便利です。
Q. 日本盛 生原酒はどんな人におすすめですか?
A. 辛口やコクのある日本酒が好きな人に特におすすめです。フルーティーなタイプを好む方には少し重く感じるかもしれませんが、濃厚な味わいを求める方にはぴったりのお酒です。
Q. 日本盛 生原酒の保存方法は?
A. 冷蔵保存がおすすめです。火入れしていないため繊細で、冷やすことでフレッシュさを保てます。
Q. 日本盛 生原酒をギフトにできますか?
A. 200ml缶で手軽に贈れるため、ちょっとしたプレゼントや日本酒好きへの差し入れにも最適です。飲み切りサイズなので気軽に渡せます。
