沢の鶴の米だけの酒は、米だけで造られているってことは、純米酒なの？味は辛いの？それとも甘いの？どうやって飲むのが一番おいしいの？と、気になる方も多いのではないでしょうか。
そんな疑問を持った方のために、今回は実際に飲んで確かめてみました。
沢の鶴は、兵庫県神戸市灘区に蔵を構える老舗の酒蔵で、創業は1711年。
300年以上の歴史を誇る日本酒ブランドであり、日本一の酒どころ「灘五郷（なだごごう）」のひとつとしても知られています。
「米だけの酒」は、その名の通り、米と米麹、そして水だけで造られたシンプルな日本酒。
余計なものを加えず、お米本来の旨みと香りを大切に仕上げた、まっすぐで純粋な味わいが魅力。
実際に飲んでみると、すっきりとした辛口の中に、お米のやさしい甘みがほんのり感じられ、“沢の鶴らしい正統派の味”という印象でした。
この記事では、「米だけの酒」は本当に純米酒なのかどうか、実際に飲んで感じた味わいや、おすすめの飲み方、口コミでの評判まで、わかりやすく紹介していきます。
- 沢の鶴は灘五郷のひとつ ― 300年の伝統を誇る酒造り
- 醸造アルコールとは？純米酒との違いを知る
- 純米酒とは？
- 沢の鶴「米だけの酒」は純米酒？
- 生酛ブレンドという伝統製法
- 成分・スペックまとめ
- 実際に飲んだ感想（レビュー）
- 我が家の実感レビュー
- おすすめの飲み方
- 口コミ・評判
- 料理との相性
- 沢の鶴「米だけの酒」はこんな人におすすめ
- 沢の鶴「米だけの酒」のメリットとデメリット
- デメリット
- メリット
- まとめ
参考リンク、画像出典
沢の鶴は灘五郷のひとつ ― 300年の伝統を誇る酒造り
「沢の鶴は、兵庫県神戸市灘区の酒蔵。1711年（江戸時代・正徳元年）に創業し、300年以上にわたって灘の地で酒造りを続けています」
灘といえば、「日本一の酒どころ」として全国的にも有名。
「灘五郷（なだごごう）」と呼ばれる地域、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の一帯で造られる酒は、古くから“灘の男酒”として親しまれてきました。
「沢の鶴の米だけの酒に使われているのは、日本酒の名水百選にも選ばれた灘の宮水」
兵庫県西宮市の湾岸部で湧き出る井戸水で、硬度が高く、リンを多く含み、鉄分が少ないのが特徴。
鉄分が少ないため酒の色が濁らず、ミネラルを多く含むことで発酵が活発に進み、キレのある辛口酒が生まれます。
「米だけの酒」も、この宮水を使用して仕込まれているため、すっきりとした味わいと、米本来の旨味を両立した“澄んだ日本酒”に仕上がっています。
醸造アルコールとは？純米酒との違いを知る
「米だけの酒は純米酒なの？を理解するうえで、まず知っておきたいのが“醸造アルコール”の存在」
醸造アルコールとは、主にサトウキビなどを原料に発酵・蒸留してつくられる高純度のアルコール。香りが強いわけではなく、無味無臭に近い“クリアなアルコール”です。
醸造アルコールを日本酒に加えることで、味わいが軽くなったり、香りがスッと引き締まったりします。
この技法によって、いわゆる“淡麗辛口”タイプの日本酒が多く生まれているとも言われています。
「沢の鶴の米だけの酒には、醸造アルコールが一切含まれていません」
米と米麹、水だけで造られた“純粋な日本酒”です。
純米酒とは？
「純米酒とは、原材料が（米・米麹・水）だけで造られた日本酒のこと」
アルコールを添加していない、“純粋なお米の酒”です。
「見分け方は簡単で、裏ラベルの「原材料名」をチェックします」
「米（国産）・米麹（国産米）」とだけ書かれていれば純米酒。
「醸造アルコール」と記載があれば、純米酒ではありません。
「例えば、コンビニなどでもよく見かけるワンカップ大関の原材料を見てみると、（米・米麹・醸造アルコール）と記載されています」
このように、醸造アルコールが加えられている場合は純米酒ではありません。
すっきりとした軽い飲み口を目指した造りですが、“米と米麹だけで造られる純米酒”とは分類が異なります。
沢の鶴「米だけの酒」は純米酒？
「沢の鶴の米だけの酒は、正真正銘の純米酒」
原材料には「米」「米麹」「水」だけが使われており、醸造アルコールは一切加えられていません。
その名の通り、“米だけで造られた日本酒”。
📌純米酒であり、純米酒との違いはありません。
「沢の鶴の公式ホームページでも、「米だけの酒」が純米酒であることが明記されています」
下記のように、沢の鶴公式に「米と米麹のみで造られた、国税庁の純米酒基準を満たす日本酒」と説明しています。
純米酒に認定されるには、三等米以上・麹歩合15%以上という国税庁の基準があります。“米だけの酒”という名称の日本酒はたくさんありますが、すべてが純米酒の基準を満たしているという訳ではありません。沢の鶴“米だけの酒”は、米と米こうじのみを使用し、国税庁の基準を満たした純米酒です。
生酛ブレンドという伝統製法
「沢の鶴の米だけの酒は、“生酛（きもと）ブレンド”という独自の手法で造られています」
生酛造りは、自然の乳酸菌と酵母の力を借りて、時間をかけて酒母を育てる伝統的な製法。
人工的に乳酸を加えず、自然の力で雑菌を抑えながら発酵を進めるため、味に奥行きとコクが出るのが特徴です。
生酛で仕込んだ酒をブレンドすることで、「米だけの酒」にはお米の旨味がしっかりと残り、飲みごたえのある味わいに仕上がっています。
成分・スペックまとめ
📌酒質：純米酒
✅米と米麹、水だけで造られた純粋な日本酒。
📌アルコール度数：14.5％
✅一般的な日本酒とほぼ同じ。飲みごたえがありつつも軽やかです。
📌甘辛度：中口（やや辛口）
✅すっきりとした辛口ながら、あと口にほのかな甘みを感じます。
📌精米歩合：麹米65％、掛米75％
✅お米をほどよく磨き、旨みとキレのバランスを大切にしています。
📌使用水：灘の宮水
✅日本酒の名水として知られる「宮水」を使用。澄んだ味わいを生み出します。
📌製法：生酛（きもと）ブレンド
✅自然の乳酸菌を活かす伝統製法。お米の旨みをじっくり引き出しています。
実際に飲んだ感想（レビュー）
「米だけの酒を実際に飲んでみた感想は、“さっぱりとしているのに、しっかりと米のコクがある”日本酒でした」
口に含むとまず、スッとした辛味が立ち上がり、そのあとにじんわりとお米の旨味が広がります。
甘味は控えめで、全体としてはやや辛口。どちらかというと、しっかりとした味わいながらも、後味は驚くほどすっきり。
日本酒初心者でも飲みやすい一本だと感じました。
「香りは穏やかで、料理の味を邪魔しません」
冷やして飲むとシャープなキレが際立ち、ぬる燗や熱燗にすると、旨味がまろやかに広がります。
温度で味わいの変化を楽しめるのも魅力です。
我が家の実感レビュー
「キャンプで晩酌として試したとき、最初は冷酒でいただきました」
すっきりとした辛口でキレがあり、刺身や冷奴との相性も抜群。
次にぬる燗で飲んでみると、辛味が少しやわらぎ、米の旨味がより前面に出てきます。
「熱燗にすると香りがふわっと立ち上がり、飲みやすさがさらにアップ」
後味にほのかな酸味を感じますが、それも心地よいアクセントになっています。
昔ながらの日本酒らしい味わいで、すっきりとしていてとても飲みやすい。特に辛口好きの方には、たまらない一本だと思います。
おすすめの飲み方
「沢の鶴の米だけの酒は、温度によって味わいの印象が変わる日本酒」
どの飲み方でもそれぞれに良さがあり、その日の気分や料理に合わせて楽しめるのが魅力。
「冷酒（10〜15℃）にすると、すっきりとした辛口でキレのある味わいになります」
爽やかで軽やかな後味があり、刺身や冷奴などのあっさりした料理によく合います。
「常温では、米の旨味と香りのバランスがほどよく、やわらかい印象に」
一日の終わりにゆったりと味わいたくなる、落ち着いた味わいです。
「ぬる燗（40℃前後）に温めると、米の旨味がふんわりと広がり、口当たりがとてもまろやかになります」
生酛ブレンドならではの奥深いコクが引き立ち、辛口の中にやさしい甘みを感じられるのが特徴。
「熱燗（50℃前後）にすると、香りがふわっと立ち上がり、コクと飲みごたえが増します」
体の芯からじんわりと温まるようで、寒い季節の晩酌や鍋料理にもぴったり。
| 飲み方 | 味わいの特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 冷酒（10〜15℃） | すっきり辛口、キレのある喉ごし | ◎◎ |
| 常温 | バランスの取れた旨味と香り | ◎ |
| ぬる燗（40℃前後） | 米の旨味がふくらみ、やさしい味わいに | ◎◎◎ |
| 熱燗（50℃前後） | コクが増し、飲みごたえアップ | ◎◎ |
「おすすめはぬる燗。生酛ブレンドらしい奥深さが引き立ち、辛口の中にまろやかさを感じられます」
口コミ・評判
「実際にSNSや口コミサイトでも米だけの酒は高評価」
沢の鶴 米だけの酒の口コミと評判は、下記のような感じ
料理との相性
「米だけの酒は、すっきりした辛口なので食中酒に最適」
おすすめのペアリングは以下の通り。
✅焼き魚（特に塩サバ・アジ）
✅おでん、煮物
✅焼き鳥（塩・タレ両方OK）
✅天ぷら
✅出汁の効いた和食全般
「脂っこい料理にも合い、飲み飽きしないタイプ」
食事と一緒に楽しむことで、米の旨味がより引き立ちます。
沢の鶴「米だけの酒」はこんな人におすすめ
「沢の鶴の米だけの酒は、毎日の晩酌に寄り添ってくれるような日本酒」
どんな人に向いているのか、わかりやすく紹介します。
📌辛口の日本酒が好きな人
✅キレのあるすっきりとした味わいで、後味も軽やか。甘ったるさがなく、食中酒としても楽しめます。
📌料理と一緒に楽しみたい人
✅刺身や冷奴、焼き魚、煮物など、和食によく合います。食事の味を引き立てながら、そっと寄り添うような存在。
📌日本酒初心者の人
✅クセがなく飲みやすいので、「初めての純米酒」にもぴったり。冷酒でも燗でもおいしく、どの温度でもバランスが良いのが特徴。
📌昔ながらの日本酒が好きな人
✅灘の宮水と生酛ブレンド製法による、素朴で力強い味わい。どこか懐かしく、落ち着いた香りとコクを楽しめます。
沢の鶴「米だけの酒」のメリットとデメリット
「沢の鶴の米だけの酒は、“米と米麹と水だけ”で造られた純米酒」
シンプルだからこそ、素材の良さや造りの丁寧さがそのまま味に現れます。
ここでは、実際に飲んで感じた魅力（メリット）と、少し気をつけたい点（デメリット）をまとめました。
デメリット
📌甘味が少なく、やや辛口寄り
⚠️フルーティーな日本酒や甘口が好きな人には、物足りなく感じるかもしれません。
📌香りは控えめで落ち着いた印象
⚠️華やかな香りを楽しみたいタイプの人には、やや地味に感じることも。どちらかというと食中酒向き。
📌味がシンプルなので、人によっては淡白に感じる
⚠️スッキリとした味わいが魅力ですが、濃厚な旨口タイプを好む人には軽く感じる可能性もあります。
メリット
📌米の旨味をしっかり感じられる
⭕醸造アルコールなどを加えていないため、お米本来のコクやまろやかさがしっかり味わえます。「純米酒らしい味」を楽しみたい方にぴったり。
📌すっきりとした飲み口で料理に合う
⭕辛口タイプでキレがよく、刺身や煮物、焼き魚などの和食と相性抜群。食事の邪魔をせず、毎日の晩酌にも向いています。
📌冷やしても燗にしてもおいしい
⭕温度によって味わいが変化し、季節や気分に合わせて楽しめます。ぬる燗にすると旨味がふくらみ、冷酒では爽やかで軽やかに。
📌コスパがよく、普段使いしやすい
⭕価格帯も手頃で、スーパーや通販でも手に入りやすいのが魅力。“毎日の晩酌”として長く付き合える日本酒。
まとめ
沢の鶴「米だけの酒」は、名前の通り“米と米麹と水”だけで造られた純米酒。
醸造アルコールを使わないため、米の旨味や香りがしっかりと感じられる日本酒です。
灘の宮水がもたらすキレのある辛口と、生酛ブレンドによる深い旨味が絶妙に調和し、「すっきりしているのにコクがある」という魅力を生み出しています。
冷酒で爽やかに、燗でまろやかに――その日の気分や料理に合わせて、さまざまな温度帯で楽しめるのも魅力。
辛口好きの方はもちろん、純米酒の王道を味わいたい方にもおすすめ。
✅「毎日の晩酌にちょうどいい純米酒」
✅「お米の味をしっかり感じたい」
そんな方に、ぜひ一度試してほしい日本酒です。
以上、「【実際に飲んだ】沢の鶴 米だけの酒は純米酒なの？味、飲み方、口コミ」でした。
Q. 沢の鶴の米だけの酒は純米酒なの？
A. はい、「沢の鶴 米だけの酒」は純米酒です。原材料は“米・米麹・水”のみで、醸造アルコールは一切使用していません。国税庁の純米酒基準を満たした、正真正銘の純米酒です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒はなぜ“米だけ”と名付けられているの？
A. 名前の通り、余計な添加物を一切使わず、お米の旨味だけで造られているからです。沢の鶴の伝統製法「生酛ブレンド」により、自然の発酵で深みのある味わいを実現しています。
Q. 沢の鶴の米だけの酒の味は辛口？甘口？
A. 沢の鶴の米だけの酒は“やや辛口”の中口タイプです。最初はすっきりとした辛味が立ち、後味にほんのりと米のやさしい甘みが残ります。飲み口は軽やかで、料理の邪魔をしない上品な辛口です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒はどんな香り？
A. 香りは穏やかで控えめ。フルーティーというよりは、お米の自然な香りとほんのりとした酸味を感じます。落ち着いた香りで、食事と合わせやすいタイプです。
Q. 沢の鶴の米だけの酒のおすすめの飲み方は？
A. 冷酒（10〜15℃）ではキレが際立ち、ぬる燗（40℃前後）では米の旨味が広がります。特におすすめは“ぬる燗”。生酛ブレンドならではの深みとまろやかさが引き立ちます。
Q. 沢の鶴の米だけの酒を熱燗で飲むのはアリ？
A. もちろんアリです。熱燗（50℃前後）にすると香りがふわっと立ち上がり、コクと飲みごたえが増します。寒い夜や鍋料理と一緒に楽しむのにぴったりです。
Q. 沢の鶴の米だけの酒はどんな料理に合う？
A. 焼き魚（塩サバ、アジ）、おでん、煮物、天ぷら、焼き鳥など和食との相性が抜群です。脂っこい料理でも後味をすっきりと締めてくれるので、食中酒に最適です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒はどこで買える？
A. スーパーや酒販店のほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでも購入可能です。価格帯も手頃で、日常使いしやすいのが魅力です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒は初心者にもおすすめ？
A. はい。クセが少なく、すっきりとした味わいなので日本酒初心者にも飲みやすいです。冷酒でも燗でもおいしく、バランスが取れています。
Q. 沢の鶴の米だけの酒の口コミや評判は？
A. 「スッキリして美味しい」「料理用に買ったけど飲んでも美味しい」「米だけで安心」「コスパが良い」といった声が多く、リピート率も高い人気の純米酒です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒のアルコール度数は？
A. アルコール度数は14.5％。日本酒としては標準的で、軽すぎず重すぎない絶妙な飲みごたえです。
Q. 沢の鶴の米だけの酒はどんな人におすすめ？
A.
✅辛口が好きな人
✅毎日の晩酌に向いたお酒を探している人
✅料理と一緒に楽しみたい人
✅昔ながらの灘の日本酒を味わいたい人
にぴったりです。
Q. 沢の鶴の米だけの酒のメリットは？
A. 米と米麹だけで造られているため、お米本来の旨味がしっかり味わえます。冷酒から燗まで幅広く楽しめ、コスパも良く、毎日の晩酌酒として最適です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒のデメリットは？
A. 甘口や華やかな香りを好む人には少し物足りなく感じるかもしれません。また、淡麗タイプなので、濃厚な旨口酒を好む方にはやや軽く感じる場合があります。
Q. 沢の鶴の米だけの酒の製法“生酛ブレンド”とは？
A. 自然の乳酸菌を活かし、時間をかけて酒母を育てる伝統製法「生酛造り」で仕込んだお酒をブレンドする製法です。コクが深く、旨味がふくらむのが特徴です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒はどんな水を使っているの？
A. “灘の宮水”を使用しています。硬度が高く、リンが豊富で鉄分が少ないため、発酵が活発でキレのある酒質になります。宮水は灘の酒造りに欠かせない名水です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒はどこの蔵で造られている？
A. 兵庫県神戸市灘区にある「沢の鶴酒造」で造られています。創業1711年の老舗で、灘五郷の一角を担う300年以上の歴史ある蔵元です。
Q. 沢の鶴の米だけの酒は料理にも使える？
A. はい。純米酒なので料理酒としても優秀です。余計な添加物がないため、素材の味を引き立て、煮物や魚料理に使うと風味が良くなります。
Q. 沢の鶴の米だけの酒をプレゼントにしても大丈夫？
A. シンプルで飽きのこない味わいなので、年齢や好みを問わず喜ばれます。価格も手頃で、“気取らない贈り物”としておすすめです。
Q. 沢の鶴の米だけの酒の総合評価は？
A. “澄んだ味わいと米の旨味のバランスが良い純米酒”として高く評価されています。冷やでも燗でも美味しく、コスパ・品質ともに優秀な1本です。
